新卒採用は会社の重要な戦略の一つ！！
成長企業のさらなる飛躍にかかせない新卒採用について、企業側の思惑と、就職活動中の学生との間で求めるものが、どれだけミスマッチが少ない事がより多くの応募者や内定者を生み出すカギとなっています。就職活動中の学生が企業にエントリーをする際の着目点と、その後に入社を決めた理由について面白いデータがあります。
採用サポネット「学生就職活動アンケート ２００６年１０月」
上記の調査結果では、就職活動中の学生が企業に対し気にポイントは、
【福利厚生】＞【初任給】
と言うことが読み取れます。特に文系女性を採用する際は、４７．５％もの学生が福利厚生が気になると言うことで、
魅力ある企業 ＝ 福利厚生の充実にも気を配れる企業
と就職活動中の学生はとらえています。上記の充実を企業が図ることで、より多くの優秀な人材に逢えるチャンスが確実に広がるといえます。
さらに、就職活動を行う学生が、内定をもらった会社に入社を決めた理由トップ１０
をみてみましょう。
株式会社ネットマイル 就職活動についての調査レポート ２０１０年３月
「内定をもらった会社に入社を決めた理由」
上記の調査では福利厚生は同位4位とやはり高い順位となっています。企業が重視しがちな豪華な会場での説明会セミナーや、採用担当者の人柄の魅力よりも上位に入るあたり、やはり
福利厚生の充実 ＝ 新卒採用活動に効果的
といえます。ダイバーシティーマネジメント※が重視され、企業の社内容貌での福利厚生形成だけではなく、対外的にみても魅力的な福利厚生制度の充実が、企業の持続的成長の推進力となりつつある時代の波を感じます。
ダイバーシティーマネジメント
個個人や集団間に存在するさまざまな違いという「多様性」を競争優位の源泉として生かすために、文化や制度、システムなどの組織全体を変革しようとするマネジメントアプローチのことをさす。一般企業においては、組織の構成員一人一人の多様性を生かすことで組織をマーケットに対して柔軟に適応できるよう変革していく働きである。昨今では、派遣社員や正社員などの様々な雇用形態から、国籍・性差なども含めた多様な人材をマネジメントする重要性が問われている。
